ご訪問ありがとうございます。
モチベーションLAB所長の吉川和利です。
今回は研修講師の仕事についてちょっと感じたことを述べてみたいと思います。
今後、研修講師のウラ話としてシリーズ化するかしれませんが、その時はよろしくお願いします(笑)
さて先日、ご依頼を頂き「管理職基本」の研修を行ってきました。
様々な業界からお越しくださった課長クラス・20名の皆様に、管理職が行うべき「組織のマネジメント」「業務のマネジメント」「人のマネジメント」「リスクのマネジメント」について、そのセオリーに事例を交えて講義をさせて頂きました。
事例を中心に
この日は約6時間という長い研修でした。
なので、集中力が途切れないように講義・個人ワーク・グループワーク(意見交換)をミックスして進めてきた結果、全ての受講者様から満足だったとのご評価を頂戴しました。
特に「具体的な事例が豊富で分かりやすかった」とのご意見が多く、やはり「事例の抽斗(引き出し)」が理解を深めるポイントであることを実感できました。
特にコカ・コーラ時代のエピソードが人気(?)だったようです(笑)
一方、研修講師の仕事は、受講者の皆様に「教える」ことだけではなく、受講者の皆様から「教えて頂く」ことも多いのです。
受講者様から教えて頂く
例えば、個人ワークやグループワークの発表を聞いて、その方が所属する組織の独特なマネジメント環境について知ることが出来たり、その環境の中でそれぞれが工夫されいてることを知ったり、「なるほど、そういう考え方もあるのか」と気付きを与えて頂いたりすることは稀ではありません。
「具体的な事例が豊富で分かりやすかった」との有難いご意見は、実は受講者様から教えて頂いたことを自分なりにアレンジしてお話していることも多いのです。
そういった意味では、経験が豊富な研修講師の方が、相対的には多くの抽斗(引き出し)を持っていると言えるのではないかと思います。
経験を事例に
私はかつて、企業(コカ・コーラ)にて経営企画部の部長代理や、人事部の部長としてマネジメントを経験して参りました。
そしてコカ・コーラを退職し独立した後は、人事労務のコンサルタントとして様々な業界の人事制度設計をサポートさせて頂きました。
あるいは、人事労務の顧問として、支援先企業の人事実務を指導させて頂いています。
そして、研修講師としての仕事においては、上記の業務を通じて得た新しい情報や、先ほど述べたように研修を通じ受講者様から教えて頂いたことなどを自分の抽斗(引き出し)として情報提供させて頂いています。
これらの幅広い経験から得た情報を事例として研修の中でご紹介できることが、受講者様のご満足に繋がっているのだと感じています。
受講者様への感謝
新型コロナ・COVID19の影響で、2020年の春以降、研修の仕事は激減しました。
正直申し上げて、研修の仕事に関しては暇で暇で…(苦笑)
しかし、やはり研修の仕事は楽しいです。
自分の情報の引き出しをフルに活用し、受講者様に全力でぶつかり、そして「良い研修だった」「大いに参考になった」「明日からの仕事に活かす」というお声を頂けることは快感でしかありません。
そしてその受講者様のお声が、また次の研修へのモチベーションへとつながります。
受講者様の皆様には感謝しかありません。
本当にありがとうございます。
また次の研修でも頑張ります。
今回も最後までありがとうございました。
(おわり)